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help RSS アニメ『アイマス』18話 魔法をかけられて(前編)

<<   作成日時 : 2011/11/29 22:07   >>

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 いやー、いい話だったね! 「プロデューサー」に思いを馳せてしまうアイマス18話でした。
『アニマス』18話 ニコ動で配信中!


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・参照:「アイドルマスター」 | アニメ配信 | 無料動画2000本以上! | バンダイチャンネル



 律子について語るという事は「プロデューサー」を語ることだからね、ついつい語りが長くなっちゃう。




○プロデューサーとして、アイドルとして


・鬼軍曹P


こえええwww 
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 いいツラだ、これもまたPの面だ。
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珍しく厳しい表情を見せて、すっかり本気だ。
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 中の人、若林さんも他の声優陣のダンスをしたりしてたんだっけ。さすがにここまで厳しくはないだろうけどねw
・参照:若林神とは (ワカバヤシシンとは) [単語記事] - ニコニコ大百科

 事務処理に追われたり、あずささんの体調を気遣ったり、事務所を代表して現場を仕切ったり。
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すっかりPとしてしっかりしてる。


・"元"アイドル


 振りの形は良くても、体力のブランクは隠せない。それが後に自信の落ち込みに繋がる。
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 昔の写真を見られるのは恥ずかしい様子。
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でも「かつての」ファンからの手紙はまんざらでもなさそう。


・Pからアイドルへ


 相変わらず自信が足りない。自己評価が低いのも律子の悪い癖だw
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 鏡は画面の中の画面。映るのは小さくなった姿と心。




 でも、今まで支えてきた伊織や亜美が逆に律子を支え(?)る。
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最初は微妙にずれていたダンスも合うようになっていく。
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 しかし、いざ本番が近くなると、途中だった夢、伊織たちとの差に心が立ちすくむ。
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世界は色褪せPの声も届かない。

舞台の前で緊張からもうボロボロ。
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土壇場に弱いのも悪い癖だ。



 でも、かつて支え、支えられていたファンたちがまた再び律子を支える。
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夢を分かち合ったファンからまた力を貰う。これもまたアイドルの姿だ。


・アイドルとして


 活き活きとしたステージ。これぞ律子だ。ライトを浴びて、昔アイドルをやっていた頃よりも遥かに大きな箱で歌い踊る。
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 緑色に染まる客席。かつて夢見た光景。でもこれは夢じゃない。夢のような素晴らしい現実だ。
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実は『No make!』で語られてるけど、伊織たちの演出なのよね。

 目配せとウィンク。
 「これ、伊織たちが!?」「そうよ、感謝しなさいよね♪にひひっ☆」
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 という声が聞こえてきそうなやり取り、この細かい部分がいいよね。


・何故律子は舞台に立ったか


 美希の言う「竜宮小町」らしさ、外から見れば実感としてはよく分かるけど、律子は「自分では及ばない」と思ってしまっている。その引け目を払拭できず、ステージ当日まで引きずってしまう。
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 ステージで歌いたい歌も、「かつての自分の歌など覚えている人などいない」と。そのあたりの自信のなさは律子の悪い癖だ。

 かつて自分がいた地点より、遥か先へ行った伊織たち、自分には不釣合いなほどに集ったファンたち。
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それに圧倒される律子。意外と小心者なのよね。

 でも、それが律子の原動力になる。アイドルとして積み重ねてきた努力は、Pとして伊織たちに伝えた。それが今度は律子にフィードバックされてくる。
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 醸成してきたその想い、アイドルに賭けた夢は、あずささんから戻ってきた。

 昔から応援してくれるファンがいる。新しく応援してくれるファンがいる。
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その前ではもう沈んではいられない。
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現実のアイマスライブでも大盛り上がりする『いっぱいいっぱい』で大勢を盛り上げる律子の姿は、その笑顔は、紛れも無い『アイドル』の物だった。
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 『アイマス2』や『アニマス』、いわゆる『アイドルマスター2nd vision』になって、律子はアイドルではなくPになった。元々、765プロの最後尾で、美希や双子のケツを蹴り上げながら、我々が皆を眺めるのと近い目線でみんなを見つつ走っているような、ステージに飛び出す時も、皆を見送ってから「じゃあ、私も、行ってきますね」と言ってから出て行くような、そんなアイドルだった。そんな律子は『2』になって「こちら側」に来た。舞台の袖で、ライトを浴びるアイドル達を見守る側に。
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 『アイマス2』で律子は、「操作できないキャラクター」であり「必ず負けるプロデューサー」だった。正直、アイマスの一番辛い部分、プレイヤーや開発者ですら背負いきれない物を背負わされる羽目になったのが律子だった。画面の前のプレイヤーはアイドルを本当の意味で救うことはできないけど、律子もまた、彼女達に一番近い位置に立ちながら彼女達を救うことはできない。アイマスの一番苦々しい部分を、我々よりもさらに辛い形で味わわされたのが律子だった。

 そんな律子が、アニメでは、みんなのステージを見て目を輝かせ、竜宮小町の結成に喜び、伊織たちのステージに目を細ませていた。
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アニメで存分にプロデューサー業を楽しむ律子は本当に輝いていた。

 そこへ起きた今回のトラブル。Pとして、「いい経験」とは言うものの、不安は隠せない。Pとしての自分の夢、伊織たち3人の夢、竜宮小町の夢への道に現れた大きな障害物、それに立ちすくむ。
 律子が、今回に限り、アイドルとしてステージに再び飛び出していく。それは、かつて置き忘れてきた夢を取りに戻るのではなく、新たに夢を始めるためだ。かつての夢は、伊織たち3人に、そしてファンの皆に托した。その夢も少しだけ返してもらって、今日ステージに上がるのは竜宮小町のこれからのためだ。Pとして前へ進むために、アイドルとしてステージに上がる。
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 ちょっとだけ返してもらった夢を再び歌とダンスに換え、もう一度夢を振りまく律子は、やはり紛れも無いアイドルで、そしてどうしようもなくプロデューサーだった。
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 全力で歌い、全力で踊る。決して伊織たちと比べて遜色はない、立ち遅れてなどいない。

 落ちた照明、人の去ったホール、溜息を一つ、一時の夢、そして素晴らしい現実。
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余韻に浸り、さっぱりした表情。
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 こんな顔を見られたことが、律子のファンとして、律子の元Pとして、そして律子の同僚として、"こちら側"で共に彼女達を見守る仲間として、嬉しくてたまらない。




○プロデューサーとして、ファンとして


・彼らが俺ら


 今回、『ファン』たちが描かれていたね。
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 ああ、まさに「俺たち」だ。
 我々は春香を、美希を、伊織を、そして律子を見守る。その姿は、たとえどんなに自覚的な錯覚で誤魔化そうとも、倒錯した欺瞞で取り繕おうとも、「プロデューサー」では、本来あり得ないんだ。彼女達のプロデューサーは、原理的にはこの世でただ一人ガミPしかいない。春香が、伊織が、そして律子が「アイドル」として輝こうとする姿を応援する我々は、どんなに「P」を自称しようとも傍から見れば単なる「『プロデューサーごっこ』を続ける『ファン』」でしかない。


 でも、どっちでもいいよね
 いい顔してるじゃないの、『俺ら』は。
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全力でサイリウムを振って、声を枯らして応援するこの人は、傍目から見れば「一ファン」にしか過ぎないけど、でもまさしく『俺ら』だよ。全霊を以って「プロデューサーごっこ」を続ける俺らと何ら変わりない。そういう描かれ方をしている。
 誰が「ファン」で誰が「P」かなんて峻別は、この貌の前では無意味だ。これこそがアイマスの醍醐味だろう。





○いっぱいの想いと、いっぱいのファン


・律子から3人へ


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 アニメでは珍しく律子の厳しい一面が描かれたね(Pやってるころは正座で説教されたこともあったっけw)。厳しいだけでなく、細やかにみんなの管理をして心を砕く律子の姿はまさしくPだった。


・3人から律子へ


 逆に、伊織たち3人からの律子への想いも描かれていた。ここぞとばかりに律子をしごく伊織と亜美、アイドルとしての律子に思いを馳せるあずささん、それぞれが律子のことをすきなんだ。
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「4人で竜宮小町」
そうだった。律子は、彼女達に近い目線でプロデュースをできるP。3人4脚を見守るのではなく、4人5脚でやって来たのが竜宮小町だった。


・ファンから3人へ、3人からファンへ


 シークレットライブで大勢のファンに包まれる竜宮小町。
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伊織と亜美がその期待に応える。プロの心意気だ。あずささんもまた、ファンのことを想っている。


・ファンから律子へ、律子からファンへ


 そして
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 忘れてなんかいない、偶像が与えた夢は終わらない。
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「いっぱい!いっぱい!いっぱい!いっぱい!」
 このステージ、まさにアイマスライブだ。興味のある人は是非DVDやBDで若林さんのステージを見て欲しい。ありゃ『若林直美』じゃなくて、まさしく『秋月律子がそこに居る』だ。
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 律子が歌いたいと思ったのが、デビューライブで歌ったこの歌、ファンと一緒に大盛り上がりするこの歌だったっていうのが、なんか嬉しい。『まっすぐ』や『Go my way!!』や『The world is all one!!』ならともかく、この歌で泣かされるとは思わなかった。


・律子から「アイドル」へ


 夢のような一日が終わって、もう一度自分の立ち位置と、目指す物を確認。
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 律子にとって「アイドル」とは、やっぱり、この眼差しを向ける相手のことだった。そんなところが、律子らしい。




○かけられた魔法


 竜宮小町の最新曲『七彩ボタン』と、律子の原点とも言うべき曲『魔法をかけて!』
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 本来なら、律子が魔法をかけられている歌だ。「「「一見マジメだけど実はシンデレラのような恋愛に憧れる少女」というイメージを利用する女」という立場をとりながら実際にそういう恋愛に憧れている律子」の歌だ。
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 でも、本当に魔法をかけられたのは俺らなんだよね。XBOX360のボタン(実際には赤、黄、緑、青、白、黒で6色ボタンかな?w)を通じて「『売れないアイドル候補生』を『トップアイドル』へと変身させる魔法」をかけたはずが、「自分を『ファン』ではなく『プロデューサー』と称してしまう錯覚の魔法」をかけられたのはこちらの方だった。画面を隔てて出会った『プレイヤー』は、喜びを分かち合い、悲しみを乗り越えて、いつしか『プロデューサー』になっていた。
 『魔法をかけて!』のラストは、「夢のような夢から、夢のような現実へ連れて行って」という意味の歌詞で終わる。我々もまた、改めて「ファンとしての我々」の姿を見せ付けられることで「プロデューサーという夢・錯覚」からある意味現実へと引き戻された。だが好きだ。自分はもう既に、夢のような現実の中にいる。







 アイドルとしての律子、プロデューサーとしての律子に触れて、ファンとしての自分、プロデューサーとしての自分に気付かされることになりました。こういうところがいいんだよね、アイマスは。


 中編は→コチラ


 それでは、佳いアイマスライフを。
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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
ばっちり魔法にかかっちゃいました(笑)
2からの自分としては、りっちゃんの魅力に気付くには充分すぎる回でしたね。
ざこ
2011/11/29 22:20
 そう言って頂けると、なんだか嬉しいですね。『2』での律子もいい味出してるんですが、普段のしっかりした姿と土壇場の弱さとのギャップとか、小姑のような口うるささとか、見てて不安になる賢しさとかが足りなかったので、18話で律子の弱さも全部描かれたのは嬉しかったです。
gouzou
2011/11/29 23:50

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